2010年7月21日
東芝ホームアプライアンス株式会社
当社は、DSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)インバーターと光センサーの組み合わせで、火力復帰・温度低下への素早い対応が可能なだけでなく、上面プレートの吸気口を無くし、金属製のフレームを使用しない「ノンフレーム」デザインの採用でお手入れを簡単にしたビルトインタイプの3口IHクッキングヒーターBHP−V732Sなど計4機種を8月16日から発売します。
新製品は、鍋底の温度を直接検知する光センサー(赤外線センサー)を左右ヒーターに搭載し、これに東芝独自の素早い火力制御が特長のDSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)インバーター制御を組み合わせることで、140〜270℃の範囲で10度単位の温度設定による調理注1を可能にしています(「適温おまかせ調理」)。「100gの少量油での揚げ物注2」も可能です。さらに予熱開始時から鍋底の温度検知を開始するため、予熱時間も短縮できます注3。予熱や鍋振り時の火力復帰が早く、調理物を鍋に投入した際の温度低下にも素早く反応します。DSPインバーターによる0. 9秒の火力復帰でガス火のような鍋振り調理も可能です。
また、操作は、タッチパネル式「ダイレクトピッとナビ」ですから、指先でなぞるだけで簡単に火力の調節ができます。
業界NO. 1の2. 45KW注4の高火力で焼き上げるグリルは、受け皿に張る水の有無を自動検知し注5、魚を裏返さずに焼けるほか、魚焼き時に発生する臭いや煙を触媒により水と二酸化炭素に分解し抑えます。
こうした素早い火力制御、簡単な操作などの高い基本性能に加え、お手入れも簡単にしました。
清掃しやすいよう上面にフラットなガラスプレートを採用しています。細かいごみが溜まりやすい金属製のフレームを使用していない「ノンフレームタイプ」です。さらに、上面から吸気口を無くした「上面吸気レス設計」で、汚れにくく清掃しやすいデザインにしています。加えて、使用時の運転音は、最小で約26DB注6の静音です。
新製品は幅75cmと60cmの2タイプと、それぞれにレンジフード連動タイプを加えた計4機種を発売します。
注1 | 左右IHヒーターにおいて |
注2 | 付属のてんぷら鍋を使用した場合のみ、規定油量100g〜800g |
注3 | 当社推奨フライパンを使用し、「適温おまかせ調理」で調理した場合、当社従来機種BHP−M47CSとの比較 |
注4 | 2010年7月20日現在 家庭用のビルトインIHクッキングヒーターにおいて |
注5 | 水あり・なしは自動魚焼き時のみ |
注6 | とろ火の場合。最大火力時44DB |
形 名 | トップ プレート |
発売日 | 本体希望小売価格 [工事費別] |
年間販売目標 |
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BHP‐V732S | 75cm フレームレス |
8月16日 | 304,500円 (税抜290,000円) |
2万台 |
BHP‐V732SR | 309,750円 (税抜295,000円) |
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BHP‐V632S | 60cm フレームレス |
283,500円 (税抜270,000円) |
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BHP‐V632SR | 288,750円 (税抜275,000円) |
2010年度のIHクッキングヒーター(ビルトイン2口以上)の国内市場は、約70万台を見込んでいます(東芝調べ)。
今後、オール電化住宅の増加、安全性への評価を受けてIHクッキングヒーターの需要は伸びるとみられます。
特に、IHクッキングヒーターの使用者に対する調査では、IHクッキングヒーターに求める点として「掃除、お手入れがしやすい」を96%の方が挙げています。
当社は、従来機種の使い勝手をそのままに、お手入れのしやすさ、安全性、デザインを重視したビルトインタイプの3口IHクッキングヒーターを商品化し発売します。
東芝独自の“DSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)インバーター”による火力制御と光センサー(赤外線センサー)の組み合わせにより(「DSP&光センサー」)フライパンやなべ底の温度を検知し、140℃〜270℃まで10度単位で温度設定できる「適温おまかせ調理」、「100gの少量油での揚げ物注2」が可能です。今回は新たに独自のプログラムによるダブルセラミックセンサーと光センサーの状況に応じた連動制御により、付属のてんぷら鍋以外のフライパンや鍋注7での揚げ物が可能となりました。
注2 | 付属のてんぷら鍋を使用した場合のみ、規定油量100g〜800g |
注3 | 当社推奨フライパンを使用し、「適温おまかせ調理」で調理した場合 |
注7 | 当社推奨のフライパン・鍋を使用することが条件。規定油量は200g以上で深さ1cm以上。 |
メニューボタンや火力調節操作部をあらかじめ上面のガラスに表示しました。さらに火力調節操作部には「とろ火・弱火・中火・強火」の文字に加え、従来はバーまたはランプの点灯で表示されていただけの火力の段階表示を1〜10までの数字で表示しました。例えば、手早く火力を変えたい場合はガラス面の数字に触れるだけで火力を選択できます。また、数字の上で指をスライドさせて火力を選択することもできます。
上下ヒーター合わせて2. 45KW注8の業界最大火力注9でサンマ5匹も約12分注10で一気に焼き上げます。そのため、中はふっくらと水分を保ち、外はパリッと香ばしい焼き上がりになります。受け皿の水あり・水なし検知も自動判別して、裏返す手間もなく、両面を自動で焼けます。
注8 | ファンモーター消費電力50W含む |
注9 | 2010年7月5日現在 家庭用のビルトインIHクッキングヒーターにおいて |
注10 | 水ありで自動魚焼き丸身コース選択時・室温20℃において |
毎日のお手入れが手軽に済ませられるよう上面の吸気口を無くし、製品本体の側面・底面から吸気する構造にしています。従来、吸気口には油煙やほこり、調理中の食材などが入りやすく、お手入れがしにくいことが多かったため、新製品では冷却のための吸気をキッチンキャビネット内を介して製品本体の背面部底部より行う方式にしました。これにより、従来の吸気口部分をフラットなステンレスにしました。また、お手入れしがしやすいよう上面のプレートに細かいごみが溜まりやすい金属製のフレームがない「ノンフレームガラストップ」を採用しています。
・煮込み料理に便利なタイマー機能:弱火以下は、9時間59分まで設定可能。全ての熱源に対応(中火以上は1時間、グリルは30分まで)。
・煮込み調理などに便利な「低火力連続均一加熱」採用(左右IHは120W、中央IHは90W)。
・4熱源同時使用可能注11:従来機種では、中央のラジエントヒーターとグリル同時使用はできませんでしたが、上面IHヒーター3口とグリルを含め4熱源を同時に使用できます。
注11 | 複数のヒーターを同時に使用した場合、その火力の合計が定格消費電力を越えるときは、いずれかのヒーターの火力を自動的に制御します。 |
東芝グループは、「地球内企業」として持続可能な地球の未来に貢献するため、「東芝グループ環境ビジョン2050」を策定し、総合環境効率を2000年度基準で2050年度までに10倍に高める目標を掲げています。この実現に向け、「東芝がモノを作るときのエコ“Green of Process”」、「東芝の作る製品がエコ“Green of Product”」、さらに、効率の高いエネルギー供給機器の開発などの「環境技術で貢献するエコ"Green by Technology"」、の3つのGreenで地球との共生や豊かな価値の創造のための取り組みを行っていきます。
東芝グループは、こうした環境への取り組みを一層加速するとともに、広く訴求するため、「ecoスタイル」をグローバル統一ブランドと定めています。
形 名 | BHP‐V732S | BHP‐V632S | |
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BHP‐V732SR (レンジフード連動) |
BHP‐V632SR (レンジフード連動) |
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本 体 色 | シルバー | シルバー | |
定格消費電力 | 単相200V 5. 8KW | ||
外形寸法 | 幅748mm 奥行567mm 高さ234mm |
幅598mm 奥行567mm 高さ234mm |
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ビルトイン寸法 | 60cmモジュール | ||
ヒー ター 定格 |
左ヒーター | IH 3. 0KW | |
右ヒーター | IH 3. 0KW | ||
中央ヒーター | IH 1. 8KW | ||
グリル | シーズヒーター 2. 45KW(触媒ヒーター250W) | ||
グリル仕様 | ・脱臭・脱煙機能 ・魚焼き:両面自動3メニュー(水なし、水あり自動検知)・両面手動 ・グリル機能:自動3メニュー :手動(温度調節機能・火力調節機能) |
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焼網・受け皿:フッ素コート | |||
適温 おまかせ 調理 |
フライパン 調理温度調節 |
○(140℃〜270℃)(左右IH)注1 | |
揚げもの 温度調節 |
○(140℃〜200℃)(左右IH)注2 ○少量油対応注3 |
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自動 調理 |
炊飯 | ○(右IH) | |
自動湯沸し | ○(左IH) | ||
大口径 ダブル加熱コイル |
○(左右IH) | ||
ダイレクトピッとナビ | ○(左右IH) | ||
4熱源同時使用 | ○注4 | ||
安全装置 | ・チャイルドロック・切り忘れ自動停止・鍋なし自動停止 ・空だき自動停止・小物発熱防止・高温注意ランプ ・温度過昇防止(全てのIH、グリル)・主電源オートパワーオフ |
注1 | 「フライパン調理温度調節機能」を選択し、推奨のフライパンを使用してください。 |
注2 | 「揚げ物温度調節機能」を選択し、付属の天ぷら鍋または、推奨のフライパン、鍋を使用してください。 |
注3 | 規定油量は付属の天ぷら鍋の場合100g〜800g、推奨のフライパン・鍋の場合200g以上で深さ1cm以上。 |
注4 | 複数のヒーターを同時に使用した場合、その火力の合計が定格消費電力を越えるときは、いずれかのヒーターの火力を自動的に制御します。 |