コードレスクリーナー、冷凍冷蔵庫、縦型洗濯機が「2017年度グッドデザイン賞」受賞

審査委員の評価コメント：

パネル面の分割が美しい。「野菜室がまんなか」が売りであるが、野菜室を2段目に置くことで上部の上下の分割が一旦途切れ、3段目でまた分割される。見た目を優先させるためになされたデザインではなく使い勝手を優先させた結果であるが、必然性を感じる。ボディの剛性にも少なからず寄与していると考える。ガラス扉全周にカッティングを施しミラー面を際立たせるなど、ディテールの処理も効いている。マークを触れるだけで扉が開くタッチオープンボタンも便利で、冷蔵庫を常に進化させたいというメーカーの強い意志が伝わって来る。

デザインの特徴：

「人を想う」「簡潔な美」をテーマに、建具や家具との親和性の高い水平垂直を基調としたデザインを採用。さわると光って浮かび上がる表示部や触れるだけで開くタッチオープンドアなど、家具のような佇まいの中にさりげなく機能性を表現。本体中央にレイアウトした野菜室や庫内を正面から照らす扉に配したLED照明など、キッチンでの調理導線を考え、使いやすさに配慮しました。

審査委員の評価コメント：

円柱の両サイドに大口径ホイールを配しその間にキャニスターやモーターなど主要パーツを実装するという構成で、かなりコンパクト。ボディの大きさとホイール径がほぼ同じため重心が安定し、転倒しにくく小回りが利く。キャニスター型コードレスクリーナーとスティック型の手軽さを組み合わせたような使い勝手の良い製品になっている。本体のみならずブラシやダストカップ、各種アタッチメントなども細部までも良く考えられている。クリーナーと一言でいうが、それぞれのパーツがしっかりと設計、デザインされた完成度の高い複合体である。

デザインの特徴：

あらゆる所を快適に掃除できるキャニスター型のコードレスクリーナー。コンセントの抜き差しやコードが届かないといった不満を解消し、コードレスクリーナーとして、キャニスター型とスティック型の長所を併せ持つ、使いやすさに徹底的に拘ったデザイン。

審査委員の評価コメント：

タイのユーザーの声に基づいてデザインされた全自動洗濯機。高級ラインとしての位置づけであり、長く壊れないタフさと機能の信頼性が要求される。タフさの表現として、長い使用に耐えられるステンレス調素材で本体を囲み、さらにインテリアでの調和も持つ。機能部では、一番の大きな負担のかかる部品の洗濯槽にもふんだんに使用され、タフさと機能の信頼感を素材で感じることができる。

デザインの特徴：

東芝家電製品群の共通コンセプトである「人を想う」「簡潔な美」をテーマに、平面を基調とし、無駄な凹凸が無い、明快な構成が特徴。

ガラス蓋は、フラットでお手入れしやすいだけでなく、衝撃または振動の振幅を軽減するダンパーを採用し、軽い力で安全に使用できるよう配慮した。また、操作部を含めた開口部も無駄な凹凸をなくすことで、拭き取りやすく、簡単なお手入れで清潔さ、上質さが保てるといった、使いやすさとの両立を追求した。