健康経営の推進

東芝ライフスタイル株式会社は、イノベーティブな『人を想う』商品・サービスを提供し続けることで世の中の人々に、より安心で快適なライフスタイルをお届けするために、その財産である従業員の心身の健康確保を経営の最重要課題と位置づけ、健康経営を推進します。
従業員の生命・健康を守り、生き生きと働き続けられる職場環境づくりを通じて、企業としての持続的成長を目指します。

※健康経営は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です

健康経営優良法人2023

東芝ライフスタイル株式会社は、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる企業として、経済産業省および日本健康会議より「健康経営優良法人2023(中小規模部門)」に認定されました。2022年度から2年連続の認定取得となります。

 
 

かながわ健康企業宣言 健康優良企業認定

東芝ライフスタイル株式会社は、健保連神奈川連合会の「かながわ健康宣言事業」参加し、健康宣言の内容に基づき職場での健康づくりの取り組みを推進しています。2022年6月10日に健保連神奈川連合会より健康経営優良企業に認定されました。2021年度から2年連続の認定取得となります。

健保連神奈川連合会「健康優良企業一覧」

 

安全健康基本方針

東芝ライフスタイル株式会社では、従業員の安全と心身の健康確保を経営の最重要課題と位置づけ、健康経営を推進することを明確にするために、「安全健康基本方針」を制定しています。
全ての事業活動において生命・安全・法令遵守を最優先し、「安全で快適な職場環境づくりと心身の健康保持増進」を推進するとともに、私たちの安全健康に関する取り組みや成果を積極的に公表し、社会の安全健康管理水準の向上に貢献します。

安全健康基本方針

安全健康推進体制

東芝ライフスタイル株式会社の安全健康推進体制は、経営トップが安全健康経営責任者となり、総務・人事部門、健康推進部門、健康保険組合が連携し、一体となって推進しています。
各事業所では、専門スタフの選任、安全衛生委員会の開催などの法定事項の履行に加え、自主的な専門部会や職場委員会などを立ち上げるなど、積極的な取り組みを実践しています。

東芝ライフスタイル株式会社 安全健康推進体制

東芝ライフスタイル株式会社 安全健康推進体制

健康管理の重点施策

東芝ライフスタイル株式会社は、重点施策に身体的指標及び生活習慣指標の観点で数値目標(有所見者率)を設定し、目標達成のためポピュレーションアプローチとハイリスクアプローチの両面から様々な施策を展開しています。

重点施策評価指標概要有所見者率
目標値※2019年度
実績
2020年度
実績
2021年度
実績
2022年度
実績




肥満BMI 25.0以上31.0%
以下
28.5%30.2%29.7%30.1%
高血圧収縮時血圧 140mmHg以上
または拡張時血圧 90mmHg以上
16.0%
以下
18.6%24.3%21.7%23.2%
血中脂質中性脂肪 150mg/dL以上 または
総コレステロール 100mg/dL未満 または 240mg/dL以上
HDL-C 40mg/dL未満 または 150mg/dL以上
LDL-C 140mg/dL以上
32.0%
以下
44.1%50.1%52.4%49.7%
血糖値空腹時血糖 110mg/dL以上
またはHbA1c(グリコヘモグロビン)6.0%以上
11.5%
以下
10.0%9.5%8.8%10.2%
肝機能AST50U/L以上 または ALT50U/T以上
または γ-GT 男性:100U/L以上
      女性:60U/L以上
15.0%
以下
16.7%21.5%22.1%18.8%





喫煙習慣
(喫煙率)
喫煙に関する設問
「現在、たばこを習慣的に吸っている」
に「はい」と回答
18.0%
以下
24.1%23.1%25.0%24.9%
飲酒習慣
(高リスク者)
飲酒に関する設問
「毎日×2合以上」「週5~6日×2合以上」
「週2~4日×3合以上」「週1~2日×5合以上」
12.0%
以下
20.0%19.3%20.8%21.1%
運動習慣
(運動習慣無)
運動に関する設問
「1日30分以上の軽く汗をかく運動を
週2回以上、1年以上実施」
に「いいえ」と回答
68.0%
以下
80.5%82.1%77.2%76.2%
睡眠休養
(睡眠不十分)
睡眠に関する設問
「睡眠で休養が十分とれている」
に「いいえ」と回答
20.0%
以下
35.6%27.5%27.2%28.8%
朝食
(朝食欠食率)
朝食に関する設問
「朝食を抜くことが週3回以上ある」
に「はい」と回答
15.0%
以下
15.5%22.2%22.9%26.0%

※目標値は全国値(平成29年国民健康・栄養調査)を参考に設定

主な健康管理活動

定期健康診断

東芝ライフスタイル株式会社では、法定の健康診断項目に年齢別に検査を追加した健康診断を実施。
有所見者に対して、産業医、産業保健スタフが健康指導や受診勧奨を行うことで、生活習慣の改善、精密検査や医療機関受診の徹底を図っています。

がん・生活習慣病検診

東芝ライフスタイル株式会社では、法定の健康診断実施時に35歳以上を対象として、胃がん、肺がん、大腸がん、眼底検査、腎機能検査を追加して、定期的な受診を推進しています。
また、婦人科健診(子宮頸がん、乳がん検診)については、女性従業員全員を対象として実施しています。

脳・心臓疾患や生活習慣病への対策

東芝ライフスタイル株式会社では、定期健康診断結果に対して、当社基準による就業判定区分を実施し、脳・心臓疾患の発症リスクが高い従業員に対する勤務管理・労務管理や保健指導などの重点支援を行う取組みを進めてきました。
また、身体的指標や生活習慣指標が全国比で高い傾向にあるため、生活習慣病への対策が今後の課題です。
生活習慣病および予備群の改善はもとより、新しい該当者の発生を抑制するために、特定保健指導を通じて充実施策に取り組んでいきます。

ラインケア教育

ラインケア教育

メンタルヘルス対策

メンタルヘルス不調の予防、早期発見、適切な対応、復職に向けた対応などに取組んでいます。
ストレスチェックでは、面談を希望する高ストレス者に対し、産業医面談を実施します。また、セルフケア教育や管理職に対するラインケア教育を行うことで、従業員および職場を支援しています。

過重労働対策

東芝ライフスタイル株式会社では、1ヵ月に80時間以上の時間外労働をした従業員に産業医よる面接指導を義務づける基準を設け時間外労働による健康障害防止に取り組んでいます。
さらには、1ヵ月に45時間以上の時間外労働をした従業員についても、産業医の判断および従業員の希望により、産業医または産業保健スタフによる面接指導を実施しています。

健康意識の向上

東芝ライフスタイル株式会社では、従業員の健康意識向上に向けて、さまざまな取り組みを展開しています。
健康経営推進事務局から毎月1日に健康ニュースを配信しています。健康増進や食生活、生活習慣改善など、さまざまなテーマで情報発信し、従業員啓発を行っています。また、毎月開催される安全衛生委員会で産業医による講話を行い、管理者と従業員との健康コミュニケーションに役立てています。
愛知事業所においては、健康保持増進活動としてグランド等会社施設を利用して、職場対抗イベントや小集団活動などの実施を通じて、従業員の健康意識の向上を図っています。

職場対抗イベント(綱引き大会)

職場対抗イベント(綱引き大会)

小集団活動(大縄跳び)

小集団活動(大縄跳び)

健康ニュース

健康ニュース

健康ニュース(受動喫煙対策)

健康ニュース(受動喫煙対策)

受動喫煙対策

東芝ライフスタイル株式会社では、禁煙の健康リスクを真摯に捉え、非喫煙者の受動喫煙からの保護、喫煙者の喫煙習慣による健康リスクの低減を狙い、従業員の健康を守るために、2020年4月1日から「就業時間内禁煙」とすることとしました。
喫煙率の低下を目的に、健康ニュースでの情報発信や産業医教育など、健康管理の観点からさらに喫煙対策を進めていきます。

感染症対策

感染症予防対策として、国内では季節性インフルエンザ流行時の情報提供や予防接種の呼びかけを、海外赴任者や出張者に対しては、委託会社と連携して最新情報を収集し、周知することで注意喚起・啓発をしています。

今回の新型コロナウイルス感染拡大に際しては、従業員とその家族の生命・安全の確保した上で、「うつらない・うつさない」ための対策を全社を挙げて取り組んでいます。
具体的には、従業員に対して「出社前の検温と体調チェック」、「こまめな手洗いや手指のアルコール消毒」、「マスクの着用と密集の回避」等を要請するとともに、各職場では「時差勤務や在宅勤務の活用」、「居室の換気」、「会議室の人数・時間制限」、「食堂の時差利用」等の対策を実施しています。
日頃からの健康管理、自律した行動等で、新型コロナウイルス感染対策を講じ、今後も「うつらない・うつさない」の方針の下、従業員一人ひとりが緊張感を持って、自らを律し責任感のある行動に努めてまいります。