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東芝ライフスタイル株式会社
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社会環境活動

生物多様性

生物多様性保全の取組み

2010年に名古屋市で開催された生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)において「愛知目標」が採択されました。愛知目標は2020年までに国際社会が達成すべき20項目の目標が定められています。

東芝ライフスタイルグループは、「電機・電子業界における生物多様性の保全にかかわる行動指針」※1に沿って、愛知目標における20の個別目標のうち、電機・電子業界として選定された8つの項目(愛知目標1,4,5,8,9,11,14,19)への貢献を目指した生物多様性保全活動をグローバルで展開します。

東芝ライフスタイルグループの推進項目

愛知目標 東芝ライフスタイルグループの取り組み
目標 1 普及啓発 従業員への生物多様性保全に関する教育
自社の生物多様性保全活動に関する情報発信 等
目標 4 持続可能な生産と消費 生産及び製品における
地球温暖化防止、資源有効活用(従来からの環境保全活動)
目標 5 生息地破壊の防止 生物多様性に配慮した事業所の緑地管理
自然生息地と事業所を結ぶ生態系ネットワークの構築 等
目標 8 化学物質などによる汚染の防止 生産及び製品における化学物質管理(従来からの環境保全活動)
排水の適正管理 等
目標 9 外来種 事業所における外来種の防除
植林や河川クリーンアップ等の社会貢献活動 等
目標11 保護地域の保全 生態系保護を目的とした事業所の緑地管理
希少種などの調査活動、希少種生息地の保全活動 等
目標14 生態系サービス 水源における植林活動
生物多様性に配慮した植林・森林管理等の保全活動 等
目標19 知識・技術の向上と普及 事業場の緑地などにおける生態系調査と情報の公開 等

にじゅうまるプロジェクトへの登録

にじゅうまるプロジェクト※1 とは、国際自然保護連合日本委員会(IUCN-J)が運営するプロジェクトで、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の成果である愛知ターゲットの目標達成のため、「愛知ターゲットを知り、活動宣言をし、行動する」というアクションを核とした活動です。
東芝ライフスタイルグループでは、下記の東芝ライフスタイル愛知事業所及び東芝ホームテクノでの活動が、「にじゅうまるプロジェクト」に登録されています。

東芝ライフスタイルグループの活動事例

事業所敷地内での希少動植物「ギフチョウ」等の保護/東芝ライフスタイル 愛知事業所(愛知県/瀬戸市)【愛知目標 5,11,19】

にじゅうまるプロジェクト

東芝ライフスタイル愛知事業所では、2014年から事業所内の生態系調査を行っています。この生態系調査によって、愛知事業所内でギフチョウが発見されました。

発見されたギフチョウ

ギフチョウの卵

ギフチョウの幼虫

食草のスズカカンアオイ

ギフチョウは里山や森林等に生息していますが、近年は里山の放棄や開発によって個体数が減っており、環境省および愛知県のレッドデータブックで絶滅危惧種Ⅱ類に指定されています。
平地や市街地ではあまり見られず、特に企業の事業所敷地内に生息しているのは大変珍しいことです。食草のスズカカンアオイが敷地内に自生しており、愛知事業所内では、毎年、ギフチョウの成虫の他、多数の卵や幼虫が確認できます。ギフチョウの生息環境保全のために、ネザサや低木等の刈り取りを定期的に行い、飛翔空間の確保とスズカカンアオイの育成を行っています。

■その他、愛知事業所で発見された希少種

サクラバハンノキ
環境省:準絶滅危惧

シデコブシ
環境省:準絶滅危惧
愛知県:絶滅危惧Ⅱ類

カザグルマ
環境省:準絶滅危惧
愛知県:絶滅危惧ⅠB類

シマジタムラソウ
環境省:絶滅危惧Ⅱ類
愛知県:準絶滅危惧

事業所内ビオトープ設置によるナミアゲハの飛来から成長確認/東芝ホームテクノ(新潟県/加茂市)【愛知目標 5,19】

にじゅうまるプロジェクト

東芝ホームテクノでは、事業所内にビオトープを設置し、アゲハ蝶の幼虫の食草となる金柑と柚子の木を植樹することで、ナミアゲハの飛来を確認できました。また、産卵→幼虫→サナギ→羽化までの成長の過程も確認することができ、事業所内を結ぶ生態系ネットワークの構築ができました。

事業所内に設置したビオトープ

ナミアゲハの産卵と飛来

ナミアゲハのサナギ

従業員への生物多様性保全に関する教育/東芝家電製造タイ社(タイ)【愛知目標 1】

東芝家電製造タイ社は、外部の講師(森林生物多様性部門)を招待し、従業員への生物多様性教育を開催し、従業員に対し生物多様性保全に関する理解を深めてもらいました。(参加者:60名)

講師と従業員の集合写真

生物多様性従業員教育

外部講師による生物多様性講演

事業所近隣の清掃及び従業員と近隣住民への苗木の配布/タイ東芝電気工業社(タイ)【愛知目標 1,9】

タイ東芝電気工業社は、事業所近隣の清掃活動を行うとともに、参加した従業員と近隣住民へグァバの木の苗木を配布し、各々の家庭で植樹を行いました。

事業所内での植林活動/コントロール・コンポーネント社(タイ)【愛知目標 1,11】

コントロール・コンポーネント社は、事業所敷地内に、 Pikulの木1本とTeanthongの苗50本を植樹しました。

紅豆杉(チュウゴクイチイ)の移植観察/東芝家電製造(南海)社(中国)【愛知目標 11】

東芝家電製造(南海)社は、仏山市南海区農林局と連携し、国家一級希少保護植物である紅豆杉を事業所内に植樹し、保護・観察を行っております。紅豆杉は樹皮などに抗がん剤成分があるとされ、乱伐が進んでおり、事業所内で保護することで、従業員や周辺住民への重要性を宣伝・喚起しています。

紅豆杉の植樹

保護している紅豆杉

カササギの保護による生態系ネットワークの構築/東芝家電製造(深)社(中国)【愛知目標 5】

東芝家電製造(深)社は、カササギの好むクスノキ20株を事業所内に植樹するとともに、巣箱を設置。
カササギを確認することができ、事業所内を結ぶ生態系ネットワークの構築ができました。

カササギ

クスノキの実

設置した巣箱

事業所内での植林活動/杭州東芝家電技術電子社(中国)【愛知目標 1】

杭州東芝家電技術電子社は、生物多様性保全の意識を高めるために、従業員10名とその家族16名にて、浙江省自然博物館を見学しました。