東芝デオドライザー「エアリオン」

技術編

特徴

  • 1.花などのいい香りは残します。
    悪臭の分子は化学反応によって吸着し、消臭しますが、花やアロマオイル等の天然芳香成分には反応しないので、良い香りはそのまま残します。
  • 2.有害物質にも効力を発揮します。
    シックハウスの原因の一つであるホルムアルデヒドや、タバコから出るアセトアルデヒドといった有害物質も化学反応で削減し、消臭効果を発揮します。

    ※7m3空間での効果であり、実使用空間での結果ではありません。(弊社試験による)

  • 3.無香料の消臭剤です。
    悪臭を芳香剤の香りで隠すのではなく、悪臭の分子を化学反応によって吸着し、無臭にするため、無香料としています。

    ※GEL2400(F)(G)は香り付です。

グラフト重合法とは

グラフトと言うのは"接ぎ木"と言う意味で、丈夫な幹においしい果実のなる別の枝をくっつける園芸手法です。
本製品は電子線を照射して基材(ブドウ糖)にラジカルをつくり、そこへ消臭機能をもったグラフト鎖(官能基)をくっつけます。
このような手法をグラフト重合法と呼んでいます。

おいしい果物ができないので枝をカットします。おいしい果物ができる枝に付け換えます。おいしい果物ができました。これを接ぎ木といいます=これをグラフと重合といいます 電子線をあてて、分子の一部をカットします。消臭機能を持った分子を付け足します。消臭機能を持ったまったく新しい物質に生まれ変わります。 悪臭 消臭機能分子
 従来のマスキング法:悪臭の分子を芳香剤で包み込み、 悪臭を感じなくさせる方法。芳香剤、悪臭・有害物質の分子は残ったまま。グラフト重合消臭法:悪臭の分子を化学反応によって吸着し消臭。悪臭・有害物質の分子、ポリマー (官能基)、悪臭・有害物質の分子を 取り込んだポリマー (官能基)、官能基に包まれて化学変化した悪臭・有害物質は無臭になる。*エアリオン・ジェル2400は、(株)環境浄化研究所によって商品化された消臭剤です。

ラインアップ

Q&A

  • 他の消臭剤と比べてどう違うの?
    従来の消臭方法は、芳香剤や界面活性剤で悪臭を包み込む、活性炭で吸着する、あるいは酸性の物質で中和するなどが主流です。エアリオンは化学反応により悪臭のみを消臭するので、花や果物、コーヒー等の良い香りは消しません。
  • どうして良い香りは取らないの?
    基本的に悪臭と良い香りの分子構造は違い、エアリオンは悪臭の分子としか反応しないように加工されているからです。
  • どんな臭いが取れますか?
    トイレ・生ごみ・排水口・タバコ・体臭・ペット等の生活悪臭が対象です。タバコの中に含まれるアセトアルデヒドやシックハウス症候群の原因の1つと言われているホルムアルデヒドも吸着し、消臭します。
  • 一般の消臭剤に使われている植物抽出物ってどんな物?
    多くは酸性物質と思われます。酸性物質であればアンモニア等のアルカリ性(塩基性)を中和して消臭することはできますが、アルカリ性以外の悪臭は中和できませんので、界面活性剤などでマスキングする事になります。
  • 空気清浄機とどう違うの? どうして良い香りは取らないの?
    空気清浄機は空気の汚れを取ることが目的で、二次的にフィルターを通して臭いを取っているので単純比較する事には無理があります。エアリオンは消臭が主目的なので、本当に臭いに対してお困りの方におすすめです。
  • 空気清浄機と併用しても大丈夫?
    消臭成分が空気清浄機のフィルターに捕集される事はありません。従って併用する事は何ら問題はありません。
  • 車の中に置いても良いの?
    真夏の炎天下では車内が高温になり、乾電池の構成部品の劣化を招いてしまい、容量低下や液漏れすることがありますので、乾電池を使っている消臭器(スリム)はお奨めできません。またエアリオン・スプレーは消臭液の噴射剤に可燃ガスを使っていますので、車内への放置は厳禁です。
  • スプレーは衣類などの繊維製品にも使えるの?
    繊維製品に使用する場合、水分を嫌う物には使わないでください。例えば絹・アセテート・レーヨン・毛皮・皮革製品・和装品などです。それ以外であれば基本的に大丈夫ですが、1箇所に集中的にかけたり、濡れるほど大量にかけないでください。とくにシミの心配がある場合は、目立たないところでおためしください。
  • タマネギやニンニクの臭いは取れるの?
    一般的に悪臭と言われる物は、たんぱく質などが腐敗や変質する時に発生するものがほとんどです。タマネギやニンニクなどの様に野菜や果物自体が本来持っている匂いは基本的には消臭しません。
  • エアコンなどから出るカビの臭いは取れるの?
    カビは生物であり、臭いはカビ自体やその胞子の臭いです。従って、気体(ガス)ではないので、臭いを取ることはできません。