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東芝電気冷蔵庫75年の歩み

国産電機冷蔵庫機誕生75年の歴史 昭和5年(1930年)東芝が国産代1号の電気冷蔵庫をつくりました

 
 
国産1号機の誕生
 日本に最初に電気冷蔵庫が登場したのは大正12年、三井物産により輸入されたGE社製のものでした。昭和初期には米国製品が相次いで輸入され始め、東芝が最初に電気冷蔵庫の開発を手がけたのも、東京電気においてGE社製の販売を手がけたことがきっかけでした。
 輸入品の販売と並行して国産化を企画し、昭和4年(東芝の前身)芝浦製作所にて試作を開始。昭和5年に全密閉型コンプレッサと第1号機の電気冷蔵庫が完成するに至りました。標準価格720円。当時としては小さな家1軒が建てられる価格であり、購入者は上流階級か高級レストランなど非常に限られていました。
 その後、日立,三菱も生産販売を開始しましたが、昭和12年の全国普及台数は12,000台程度でした。その後、各社の電気冷蔵庫普及活動が盛り上がってきた時期に、太平洋戦争のための物資不足・生産制限が重なり、ついには昭和15年、一時製造中止となりました。
昭和5年モデル 冷蔵庫
SS-1200(昭和5年)
GE社製品をモデルに開発
された国産第一号電気冷蔵庫
冷蔵庫再建期〜成長期
 終戦後の混乱期に、進駐軍の発注品として生産が再開されました。昭和20年から26年頃まで続けられた進駐軍納入は、米軍技術部による技術指導を伴っており、戦時中の技術空白をうめる役割を果たしました。
家庭用としては、昭和22年に東芝が販売を再開し、次いで三菱,松下,日立も市販体制をとりました。
電気冷蔵庫業界が一斉に活気を帯びてきたのは昭和28年頃からです。密閉型コンプレッサ、フロン(R12)が使用されるようになり、各社一斉に量産体制を固めるべく生産設備の新設・改良に力を注ぎました。また意匠の近代化、メリットの追加も進んでいきました。扉内側へのポケット設置、マグネットロック式扉、自動除霜装置等がその代表例です。
 皇太子殿下(現在の天皇陛下)ご成婚など明るい話題に包まれた昭和30年代前半。一般家庭への家電製品普及が急激に進み、冷蔵庫は洗濯機、白黒テレビと並んで「3種の神器」ともてはやされました。
 昭和36年、拡大する冷蔵庫需要に対応するため当時東洋一の規模を持った東芝大阪工場が誕生しました。
 昭和30年代後半からは、冷凍食品・アイスクリーム等の保存ができる冷凍冷蔵庫の時代へと移っていきます。昭和41年には独立した冷凍室用と冷蔵室用の冷却器を持った1ドア2温度式冷蔵庫を開発しました。このタイプは「1つの冷蔵庫に2つの冷却器、霜は0」ということから「1・2・0」方式と呼ばれ、これ以後しばらくの間、東芝冷蔵庫の主流となりました。
GR-830(昭和32年)日本最初のマグネットドアロック機構を採用
GR-830(昭和32年)
日本最初のマグネットドアロック
機構を採用
GR-150NT(昭和38年)冷蔵室と冷凍室が完全に独立した2ドア2温度式冷蔵庫
GR-150NT(昭和38年)
冷蔵室と冷凍室が完全に独立した
2ドア2温度式冷蔵庫
GR-120SY(昭和41年)2つの冷却器を使用し、霜をカットした2温度式冷蔵庫
GR-120SY(昭和41年)
2つの冷却器を使用し、
霜をカットした2温度式冷蔵庫
大型化の中で提案した新技術
クリアーナ、切替室、かってに氷、ミッドフリーザー
 昭和50年以降は多扉化大型化が進行し、そんな中で東芝は数々の新技術を市場へ送りだしてきました。
 昭和53年、背中に露出した放熱パイプをなくした「クリアーナ」を発売。市場で大好評を得ました。
昭和59年には季節やライフスタイルの変化に応じて使い分けることのできる切り替え室を備えた「優等生セレクト」を発売。この切り替え室機能は10年以上を経て平成9年「かわりばん庫」に受け継がれ、爆発的なヒット商品となりました。
 さらに昭和63年には、家庭用冷蔵庫で自動製氷機能を搭載した「かってに氷」が発売となりました。冷蔵室の給水タンクに水を入れておけば、自動的に氷を作ってストック出来るというこの機能は、消費者のニーズに見事にマッチし、現在の冷蔵庫には欠かせない機能となっています。
 使い勝手に着目した提案の代表が平成2年から発売されたミッドフリーザータイプの「引き出す冷凍」シリーズです。それまでの冷蔵庫は、(例えば3ドアの場合は)上から冷凍室、冷蔵室、野菜室という配置になっていましたが、実際に一番頻繁に使用する部屋は冷蔵室という調査データをもとに、冷蔵室を一番上に配置し、その下が冷凍室、野菜室という形態を採用しました。その結果、冷蔵室については自然な姿勢で楽に出し入れ可能となり、真ん中位置に配置した冷凍室については、引き出し式とすることにより、上から見渡せて簡単に出し入れできるというメリットが生まれました。この一番上が冷蔵室という形態もまた、現在の冷蔵庫の主流となっています。
GR-269A(昭和53年)背面にパネルを施した 後ろスッキリタイプ
GR-269A(昭和53年)
背面にパネルを施した
後ろスッキリタイプ
GR-Y35CVI(昭和63年)タンクに水を入れるだけで 氷ができる「かってに氷」搭載
GR-Y35CVI(昭和63年)
タンクに水を入れるだけで
氷ができる「かってに氷」搭載
GR-W45MI(平成2年)取り出しやすさを考え、冷凍室を真中にしたミッドフリーザータイプ
GR-W45MI(平成2年)
取り出しやすさを考え、冷凍室を真中にしたミッドフリーザータイプ
鮮蔵庫の登場、そして21世紀をリードする新しい冷蔵庫を目指して
 平成10年に、東芝独自のツイン冷却方式を採用して発売した「鮮蔵庫」シリーズ。
「ただ冷やすだけの冷蔵庫から鮮度を保つ鮮蔵庫へ」というコンセプトで、鮮度保持機能と省エネルギーという冷蔵庫に要求される2つの重要なニーズを満たすために開発したツイン冷却方式は、21世紀の東芝冷蔵庫のキーテクノロジーになると考えています。さらに平成12年には、業界初の電気式脱臭除菌システムを搭載した「プラズマ脱臭鮮蔵庫」を発売しました。この脱臭除菌システムについては、現在、アジア市場に向けた製品にも搭載し、東芝冷蔵庫グローバル展開の核となっています。
 昭和5年から平成16年までの74年間の東芝ブランド冷蔵庫の累積出荷実績は3940万台。75周年の節目に当たる今年、4000万台を突破する見込みです。今回発表の新製品は、次なるステップとして東芝が目指す、出荷5000万台達成に向けた第一歩と考えております。
冷蔵庫の本質である『しっかり冷やして、おいしさを保つこと』のあくなき追求。
 その時代時代のニーズを把握したフレキシブルな対応。
東芝は、この2つの融合をはかりながら、これからも食の生活シーンへの提案を続けて参ります。
  今後とも東芝冷蔵庫をよろしくお願い致します。
昭和5年モデル 冷蔵庫
GR-470K(平成10年)
冷却器が2つの、ツイン冷却
システムを採用した冷蔵庫

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